TETOTE HACKATHON 2024 inダナン開催レポート
2024年5月14日にTETOTE HACKATHON 2024 inダナンの最終発表会が開催されました。18チームがエントリーの中から選ばれた6チームがプレゼンし、そのプレゼンの創造性、実現性、社会性を競いました。
ハイライトムービー
開催の背景
「Tetote Hackathon 2024! Innovate for a digital future!」は、株式会社NiX Educationと越韓情報通信技術大学(VKU大学)が共同で開催するイベントです。
このハッカソンは、即戦力となるIT人材の育成を目指す「Global Talent Program For Japanese Language & IT」の重要な一環として設けられました。
このプログラムが始まった当初から、学生たちがクラスルームで学んだ知識を実際のビジネスシーンで活用できるよう、より実践的な経験を提供する必要があると考えられていました。ハッカソンは、学生たちに現実の技術課題に直面し、解決策を提案するプラットフォームを提供することで、そのギャップを埋めるための一助となっています。
このイベントを通じて、学生は自らのスキルを試しながら、国際的な視野を広げ、将来的にグローバルなビジネス環境で活躍できる力を養うことが期待されています。
イベント概要
■主催
・越韓情報通信技術大学(VKU)
・株式会社NiX Education(NiX)
■後援
・ベトナムソフトウェア協会(VINASA)
■開催期間:2024年4月1日〜5月14日
■最終発表会:2024年5月14日(火) 午前8:00 〜 17:00
■テーマ:「Innovate for a Digital Futureー手と手をとってGo Global Together」
教育、医療、環境、サイバーセキュリティにおける情報技術を活かした解決策
■審査基準:「創造性」「実現性」「社会性」
■応募資格:ダナン市内の大学または短期大学の情報技術、コンピュータサイエンス学部の在籍生
■言語:英語、日本語
> 詳細「ハッカソン in ダナン 2024の開催のお知らせ」
協賛企業
各参加チームのプレゼン発表風景
Kagayaki
VKU大学、日本語特化システムエンジニア育成プログラム(G-JITコース)、2期生
プロジェクト名:電子医療記録
Never Give Up
VKU大学、日本語特化システムエンジニア育成プログラム(G-JITコース)、1期生
プロジェクト名:ディープフェイクによる詐欺を防止するアプリケーション
Kimi no kankyo
VKU大学、日本語特化システムエンジニア育成プログラム(G-JITコース)、2期生
プロジェクト名:Eco Futuria(キャンプを通じた環境保護を促進するアプリケーション)
Aoi Sora
VKU大学、日本語特化システムエンジニア育成プログラム(G-JITコース)、1期生
プロジェクト名:EarthCare(環境保護促進アプリケーション)
DaNangSpeech
VKU大学、Global IT プログラム 3年制
プロジェクト名:ベトナム語の正しい発音の教育アプリケーション
Late Bird
ダナン工科大学、企業協力プロジェクト、3年生
プロジェクト名:From Science to Speech(声の復元を支援するアプリ)
審査
プレゼン発表終了後、3人の審査員が審査結果を持ち寄り、優秀賞の対象チームを決定しました。
表彰
結果発表と表彰式です。最優秀はKimi no kankyo、2位はDaNangSpeech、3位はLate Birdでした。
講評
結びに、北九州市産業経済局企業立地支援部国際ビジネス戦略課外国人材担当係長の加藤様からご講評をいただきました。また、NiX Education取締役のタンからは、参加された皆様への感謝の言葉をお伝えさせていただきました。
懇親会
参加企業と学生との懇親会は大いに盛り上がりました!
最後に
ベトナムには、日本の言葉や文化に魅了され、IT技術の研鑽に励む学生が数多くいます。彼らは新たな技術を習得し、グローバルな舞台で活躍することを目指して日々努力を重ねています。その熱意と才能は、「Tetote Hackathon 2024」での活躍からも明らかです。彼らの創造力と技術力が結集する様子は、見る者に大きな刺激となりました。
もし、このような情熱的な学生たちの熱量を肌で感じ、彼らがどのようにして日本の言語とITスキルを磨いているかを直接体験したい方は、ぜひベトナムの大学を訪れてみてください。NiX Educationでは、ご興味のある方々を対象に大学の視察ツアーを組織しており、学生たちがどのようにして技術と言語のスキルを伸ばしているか、その教育プロセスをご覧いただけます。これは、教育者や技術者、さらには企業の人事担当者にとっても非常に有意義な体験となると確信しています。